頭取メッセージ

皆さま方には、日頃より、長野銀行をお引き立ていただくとともに、温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
地域経済を取り巻く環境は、昨年5月の新型コロナウイルス5類移行に伴う個人消費およびインバウンドの増加や、自動車向け半導体不足の解消による生産拡大など、長野県の主要産業ともいえる観光業と製造業の売り上げにおいて回復傾向が見られました。他方、円安を主因とした仕入れ価格やエネルギーコストの上昇に加え、全ての業種に共通する人手不足、賃上げなどコロナ禍とは異なる新しい課題も顕在化しており、お客さまのニーズや課題は多様化かつ複雑化しているものと認識しております。
このような環境下において当行は、お客さまと地域の期待に応えるべく、これまで培ってきたコンサルティング機能の発揮による本業支援・課題解決支援に加え、八十二銀行との経営統合以降は、両行での共創プロジェクトを通じたお取引先支援にも注力してまいりました。また、金融リテラシー向上セミナーやフードドライブなど、地域貢献、SDGs・ESG活動にも両行合同で取り組んでおります。
合併行においても、我々のめざす姿は何一つとして変わりがありません。お客さま、地域のために何が出来るかを考え、お客さまと地域の発展に貢献すること、お客​さまや地域の皆さまとともに新たな価値を創造し、長野県の豊かな「ミライ」をつくるため、両行の強みやノウハウを融合させた「八十二長野銀行」を作り上げてまいります。
皆さまにおかれましては、今後ともなお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2024年7月

代表取締役頭取　西澤　仁志