頭取メッセージ

​皆さま方には、日頃より、長野銀行をお引き立ていただくとともに、温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。当行についてのご理解をより一層深めていただくとともに、2023年3月期の業績、経営内容をご紹介するため、ここに「ディスクロージャー誌」を作成いたしました。お気軽にご利用いただき、ご参考にしていただければ幸いに存じます。
地域経済を取り巻く環境は、コロナの感染収束に向けた動きを反映して、緩やかに回復しているものの、足元の資源やエネルギー価格の高騰、需要回復に伴う人手不足、海外経済の減速懸念に加え、中期的な人口減少・少子高齢化、カーボン・ニュートラルへの対応など、様々な課題への対応が求められています。こうした中、当行は、お客さまの本業支援や地域の課題解決支援に注力してまいりましたが、多様かつ複雑化するニーズに応えるためには、これまで以上にお客さまに寄添い、共に考えることが必要となります。
このような環境下において、地域発展への更なる貢献を果たすため、同じ長野県を経営基盤とする株式会社八十二銀行と、2023年6月1日に経営統合いたしました。両行は2025年度を目途に合併することを基本方針として、協議・検討を進めてまいります。
地域の発展を使命とする両行が手を携えることで、健全な経営基盤の構築と金融仲介機能の強化を図り、お客さまのニーズや社会構造の変革に合わせた持続可能なビジネスモデルを構築していくことが、両行のステークホルダーの皆さまの発展に貢献するための最適な選択であるとの判断のもと経営統合を行いました。今後は、「競争から共創へ」をスローガンに、「地域とともに成長できる銀行」へ変革してまいります。
皆さまにおかれましては、今後ともなお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2023年7月

代表取締役頭取　西澤　仁志